「車の黒い点々汚れが全然落ちない…。」
そんな経験はありませんか?
車の黒い点々汚れは「ピッチタール」と呼ばれる汚れです。特に夏場や高速道路を走った後につきやすく、放置すると洗車をしても取れない汚れになり塗装を傷める原因にもなります。
また、ピッチタールを落とす時にゴシゴシ擦りがちですが、この落とし方だとボディに傷が入る原因にもなるため注意が必要です。
✔︎ピッチタールでよく聞く悩み
- 車に黒い点々汚れが付いて気になる
- 洗車しても全然落ちない
- どこで付いたのかわからない
- 強いクリーナーを使うと塗装が心配
そんな厄介なピッチタール汚れですが、正しい落とし方や、効果の高いピッチタール除去剤、ピッチタール除去剤の代用品などの知識があれば安心できるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、ピッチタールの基礎知識や正しい落とし方、ピッチタール除去剤のおすすめなど詳しく解説していきます!
✔︎この記事を読むとわかること
・ピッチタールの基礎知識
・ピッチタールの正しい落とし方
・ピッチタール除去剤の選び方
・おすすめのピッチタール除去剤5選
・ピッチタールの間違った落とし方
・ピッチタール除去剤の代用品
・ピッチタールを防ぐための対策
ぜひ参考にしてみてください!
ピッチタールとは?落とし方を知る前に知っておきたい基礎知識

ピッチタールとは、舗装したてのアスファルトや、炎天下で暑くなった道路を走行した時に跳ね上がって車に付着してしまう油汚れです。
足回りに付着することが多く、一度固まると通常の洗車では落とすことができません。また、長期間放置するとシミになる場合もあるため、見つけたら早めに落とすようにしましょう。
ピッチタールの正しい落とし方
ピッチタールの落とし方は、専用の除去剤を使うのが最も安全で効果的です。無理に擦って落とそうとすると塗装を傷めるので、正しい手順で優しく落としていきましょう。
ピッチタールの正しい落とし方は5ステップ。
- ステップ① 洗車で汚れを落とす
- ステップ② 専用の除去剤を使う
- ステップ③ クロスで拭き取る
- ステップ④もう1度軽く洗車
- ステップ⑤できればコーティング
ステップ① 洗車で汚れを落とす
まずは車の表面についた軽い汚れを、シャンプー洗車で落としていきます。
この時、力を入れて無理やり落とそうとせず、表面の汚れを軽く落とす意識で洗車しましょう。
ステップ② 専用の除去剤を使う
表面の軽い汚れが取れたら、ピッチタールに専用の除去剤を塗布して、優しく塗り広げながら汚れを除去していきます。
ステップ③ クロスで拭き上げ
汚れが落ちてきたら、乾いたクロスで拭き上げます。クロスが汚れたら、きれいな面に変えながら使いましょう。
ステップ④もう1度軽く洗車
汚れが拭き取れたら、除去剤の成分が残らないよう、もう1度軽く洗車します。
ステップ⑤できればコーティング
汚れを落としたあとは、ボディが無防備な状態なので、コーティング剤を使って保護しておくのがおすすめです。こうすることで汚れがつきにくくなります。
ピッチタール除去剤の選び方
ピッチタール除去剤を選ぶ際は、いくつかのポイントを考慮すると、より効果的で車に優しい製品を選ぶことができます。
自分に合った商品を選ぶためにも、ピッチタール除去剤の選び方を詳しく見ていきましょう。
塗装に対応しているか

ピッチタールクリーナーが車の塗装に対応しているかを確認しましょう。
一部のクリーナーは強力な化学成分を含んでおり、車の塗装にダメージを与える可能性も。「すべての塗装に対応」などの記載がされているクリーナーを選ぶと安心です。
使いやすさの確認

ピッチタール除去剤には、液体タイプやスプレータイプなどがあります。
それぞれの特徴 | |
液体タイプ | 特定の箇所に集中して使うのに便利 |
スプレータイプ | 広い範囲に均一に塗布しやすい |
自分に合った使いやすいタイプのものを選ぶと、作業が効率的になります。
ピッチタール以外も使えるか確認

ピッチタール専用のクリーナーを選ぶのも良いですが、「虫の汚れ」や「鳥のフン」など、ピッチタール以外にも使える除去剤が便利です。
使用目的に応じて、専用か多用途のどちらが適しているかを考えましょう。
価格とコストパフォーマンス

ピッチタールクリーナは、安価なものから高価なものまでありますが、必ずしも高価なものが良いとは限りません。
コストパフォーマンスを考慮し、内容量と効果のバランスが取れているものを選びましょう。
ピッチタール除去剤おすすめ5選
ピッチタールは油系の汚れになるため、専用の除去剤を使った落とし方であれば、誰でも簡単に落とすことができます。
おすすめのピッチタールは以下の5つです。
- ソフト99
- オートグリム
- ジーオン
- 洗車の王国
- カーピカル
1. ソフト99
特徴 | ・スプレーするだけで簡単に落とせる ・こびりついた虫の死骸も楽に除去 ・汚れを落としつつ汚れ防止皮膜を形成 ・1,000円以下で購入できてコスパ◎ |
価格 | 【Amazon】557円 【楽天市場】798円 【Yahoo!】807円 |
2. オートグリム
特徴 | ・とにかく汚れが簡単に取れる ・ピッチタール以外にも使える ・容量325mlでお手ごろ価格 |
価格 | 【Amazon】2,870円 【楽天市場】3,131円 【Yahoo!】記載なし |
3. ジーオン
特徴 | ・1000mlと大容量 ・車体を傷めない優しい除去剤 ・塗装面以外にガラスや樹脂にも使える ・ボディにスプレーして拭き上げるだけ ・柑橘系の香りがして洗車が楽しくなる |
価格 | 【Amazon】6,308円 【楽天市場】6,710円 【Yahoo!】5,830円 |
4. 洗車の王国
特徴 | ・250mlとちょうどいい容量 ・塗布して溶かして流すだけ! ・固着した汚れも簡単に落とせる ・クロスとプラスチックグローブ付き |
価格 | 【Amazon】1,819 【楽天市場】1,915 【Yahoo!】記載なし |
5. カーピカル
特徴 | ・200ml〜4Lまで容量が選べる ・固着した汚れをスッキリ落とす ・しつこい虫汚れも簡単に落とせる ・拭き取った後にはワックス効果も! ・カー用品店では手に入らない商品 |
価格 | 【Amazon】1,380 【楽天市場】1,980 【Yahoo!】2,100 ※全て200ml価格の比較になります |
ピッチタールの間違った落とし方
ピッチタールを間違った落とし方で落とすと様々なリスクがあるので注意しましょう。ピッチタールの間違った落とし方は以下の3つ。
- ゴシゴシ擦る
- 溶剤が強すぎる除去剤を使う
- 汚れを放置する
ゴシゴシ擦る

ピッチタールの間違った落とし方としてよくやりがちなのが、ゴシゴシ擦るです。ゴシゴシ擦ると塗装が傷ついたり、洗車キズができる原因になります。
ピッチタールの正しい落とし方は、ゴシゴシと力を入れるのではなく、除去剤を使い優しく塗り広げながら除去するのがポイントです。
溶剤が強すぎるアイテムを使う

ピッチタールの間違った落とし方として、溶剤が強すぎる除去剤を使うというのがあります。
固着して取れないからといってシンナーやパーツクリーナを使うと、塗装が白ボケしたり、艶がなくなるリスクがあるため注意が必要です。
ピッチタールの落とし方として、ボディに優しい除去剤を使うことをおすすめします。
汚れを放置する

ピッチタール除去剤に使い慣れてくると「汚れても自分で落とせるから」と汚れを放置する人も出てくると思います。
しかし、ピッチタールは時間が経つと酸化や硬化して、最悪の場合研磨が必要になることもあるため、見つけたら早めの除去が鉄則です。
ピッチタールの落とし方として、見つけたらすぐ除去剤で落とす習慣をつけましょう。
ピッチタール除去の代用品
ピッチタール除去の代用品として、以下の3つがあります。
- シリコンオフ
- 粘土クリーナー
- 灯油
これらの商品はあくまでも代用品であり、性能や塗装へのダメージなどの注意点があるのでよく確認しておきましょう。
シリコンオフ
シリコンオフをクロスに染み込ませ、汚れに対して擦っていきます。この時、強く擦ってしまうと傷の原因になるので、優しく擦るようにしましょう。
汚れがひどく、なかなか落ちない場合は無理やり落とそうとせず除去剤を使用しましょう。
粘度クリーナー
ピッチタールを粘度クリーナーで落とす場合は、水をかけながら常に濡らした状態で優しく擦っていきます。
この時、汚れた面で擦ると傷の原因になってしまうので、粘土が汚れてきたらキレイな面にしながら使うようにしましょう。
灯油
灯油を使ってピッチタールを落とす場合、綿棒などに灯油を付けて、汚れた箇所に軽く塗布していきます。
汚れが落ちてきたら、すぐにシャンプー洗車をして灯油を放置しないようにしましょう。
ピッチタールを防ぐための対策

ピッチタールを防ぐために、舗装したての道路を走る時は、ゆっくり走るようにしましょう。
また、洗車時にボディの下部をこまめにチェックして早めに取り除くことで、ピッチタールの固着を防ぐことが出来ます。
まとめ:ピッチタールは放置厳禁!正しい落とし方で安全に除去しよう!
今回は、ピッチタールの落とし方や、ピッチタール除去剤の選び方、おすすめのピッチタール除去剤について詳しく解説していきました。
この記事を読んで、ピッチタールは油汚れで、放置すると固着して洗車では落ちない汚れになるため、見つけたら早めの除去が大事だということがわかったと思います。
また、ピッチタールを間違った落とし方で落とすと傷の原因にもなり車の価値を下げる恐れがあるので、正しい落とし方で落とすのが重要だということもわかったと思います。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。ぜひこの知識を明日から生かしてみてください!
✔︎まとめ
- ピッチタールとは?落とし方を知る前に知っておきたい基礎知識
・ピッチタールは道路を走行した時に跳ね上がって付着する油汚れ
・一度固まると普通の洗車で落ちない
・放置するとシミの原因
- ピッチタールの正しい落とし方
1. 洗車で汚れを落とす
2. 専用の除去剤を使う
3. クロスで拭き取る
4. もう1度軽く洗車
5. できればコーティング
- ピッチタール除去剤の選び方
・塗装に対応しているか確認
・使いやすさの確認
・ピッチタール以外にも使えるか確認
・価格とコストパフォーマンス
- おすすめのピッチタール除去剤5選
・ソフト99
・オートグリム
・ジーオン
・洗車の王国
・カーピカル
- ピッチタールの間違った落とし方
・ゴシゴシ擦る
・溶剤が強すぎるアイテムを使う
・汚れを放置する
- ピッチタール除去剤の代用品
・シリコンオフ
・粘土クリーナー
・灯油
- ピッチタールを防ぐための対策
・舗装したての道路はゆっくり走る
・洗車時にこまめにチェック
\汚れの種類を理解して洗車を極めよう/
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