洗車機中エンジンは切る?切らない?正しい判断と意外な落とし穴

洗車機を使用中エンジンは切る?切らない? 洗車の知識
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「洗車機を使用中エンジンを切るべき?」
「エンジンは切らないでもいい?」
洗車機で洗車をする時、そんな疑問を感じた方もいるのではないでしょうか?

実際に洗車機に車を停めると「エンジンを停止させてください」というアナウンスが流れてくると思いますが、夏や冬はできればエンジンをかけていたいですよね

洗車機中のエンジンについての疑問

  • 洗車中エンジンは切るべき?
  • エンジンを切らないとどうなる
  • エンジンを切るか切らないか迷う

結論としては、洗車機中のエンジンは必ずしも切る必要はありません。しかし、洗車中にエンジンを切らない場合に意外な落とし穴があるため、注意が必要なこともあります。

洗車機中はエンジンを切る必要はないが、切らない場合に意外な落とし穴がある。

そこでこの記事では、洗車機中エンジンは切るべき?切らないとどうなる?をテーマに、メリット・デメリットや注意点、安全に洗車を行うためのポイントを詳しく解説していきます!

✔︎この記事でわかること
・洗車機中エンジンは切る?切らない?
・洗車中にエンジンを切らないとどうなる?
・洗車機中のエンジンを切るべき人
・洗車機中エンジンを切る必要がない人
・洗車中エンジンを切らない時の注意点
・洗車中のエンジンよくある質問

この記事を読むと、洗車中エンジンを切るか、切らないか正しい判断ができます
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください!

この記事はこんな方におすすめ!

  • 洗車機中のエンジンを切るか迷う
  • 洗車機を初めて使う方
  • どっちが正しいか知りたい方
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洗車機中エンジンは切る?切らない?

結論、洗車機の使用中はエンジンを切る必要はありません。しかし、洗車機中にエンジンを切らない事で起こる意外な落とし穴もあります。

そのため、洗車機中にエンジンを切らない場合は、そのリスクも覚えておくことが重要です

洗車機中にエンジンを切らないとどうなる?「切るべき」といわれる理由

洗車機を使う際に「エンジンを切るべきか、切らないべきか」で迷う人は多いですが、洗車中のエンジンは必ずしも切る必要はありません

ただし、誤動作により予期せぬ事故リスクもあるため、洗車機メーカーや一部のガソリンスタンドは、「洗車機を使用中はエンジンを切る」ことを推奨しています

そこでこの章では、エンジンを切るべきといわれる理由を解説していきます。

洗車機中にエンジンを切らないとどうなる?「切るべき」といわれる理由

  • 洗車機中エンジンは切るのが推奨
  • 誤動作による事故リスクがある

洗車機中エンジンは切るのが推奨

洗車機中にエンジンを切るべきといわれる理由として、洗車中はエンジンを切る方が安全だからです

実際に洗車機の看板や、車の取扱説明書にも、洗車機の使用中はエンジンを切る旨の説明が書かれていることも多いです。

車の取説:洗車中はエンジンを切る
引用元:アウトランダー取扱説明書

誤動作による事故リスク

洗車機中にエンジンを切るべきといわれる理由として、誤動作による事故リスクを避けるためです

主に「誤作動の防止」「誤発進の防止」で洗車中のエンジン停止が推奨されています。

誤作動の防止

最近の車にはオートワイパーや電動ミラー、パワースライドドアなど「自動で動く装備」が多く搭載されています。

洗車中にセンサーが反応したり誤ってスイッチに触れてしまうなど、思わぬ動作で破損や浸水につながる可能性も

そのため洗車機中にエンジンを切っておけば、こうした誤作動を確実に防げます

誤発進の防止

洗車中エンジンを切らないでいると、誤発進のリスクも考えられます

アクセルの踏み間違いやクリープ現象、電子ブレーキの誤作動によって、車がわずかに動いてしまう可能性はゼロではありません

洗車機内で車が動くと事故につながるため、洗車中はエンジンを切ることが安全です。

✔︎実際に起こった洗車機の事故

いつも行っている場所では停止位置まで誘導してもらったあとにギアをニュートラルに入れて洗車が終わるまで待つのですが 今日も同じようにニュートラルに入れて待っていたところ、機械が急に止まり車の左ミラーが洗車機にぶつかりかなり傷がつきました・・・。 ちなみにミラーは閉じていました。 あわてて店員を呼び、ミラーに傷がついたことを伝えると、『停止位置より前に出てるから』と・・・。 店員の指示通りに停止位置で止まっていたんですが、こういった返答でした。 他にも洗車する方がいたので場所をうつし、責任者の方とお話をしたところ 今日使った洗車機はギアをニュートラルではなくパーキングに入れておかなければならないタイプだったらしく 注意書きにも書いてあるとのことでしたが見ていませんでした。 注意書きを見ず、いつもの感覚で洗車をしたこちらにも非があると思いますが店員の『停止位置より前に出てるから』という一言が頭にきて仕方ありません。 ギアの位置やサイドブレーキを引くこと、ミラーを閉じることなど親切に教えてくれるスタンドもありますが 今日の場所はありませんでした。 こういった注意は言わなければならないという義務はないのでしょうか? 傷が付いたことによる修理費もやはり注意書きをちゃんと読まなかった私が全額負担しなければならないでしょうか?

引用元:Yahoo!知恵袋

実際にこのような事故も起きていることから、洗車機の使用中はシフトレバーを【P】に入れエンジンを切ることが安全策だといえます

実際の現場では、洗車機を使用中エンジンをかけたままの人も多い

実際には、洗車機中にエンジンをかけたまま洗車機を利用する人も少なくありません

理由としては「車内で待っていたい」「エアコンを使いたい」「短時間だから問題ないと思っている」などが挙げられます。

メーカーは安全のためエンジン停止を推奨していますが、現場では「自己判断でエンジンを切らずに利用するケース」が一定数存在するのが実情です。

洗車中エンジンを切らない派の声
引用元:threads

メーカと現場との相違

メーカーやガソリンスタンドの「公式側」は、安全確保を最優先に考え、洗車中はエンジン停止を推奨しています。

一方、実際の現場では「短時間だから問題ない」「暑さ・寒さ対策で車内にいたい」といった理由から、エンジンをかけたまま利用する人も多いです。

つまり、公式の安全基準とユーザーの実際の利用スタイルには、一定のギャップが存在しているといえます

メーカーとユーザーとのギャップ

公式→洗車中エンジン切るを推奨
ユーザー→エンジンを切らないで利用

これらのギャップから、洗車機を使用中はエンジンを切るべき?切らないでいい?という疑問が生まれるのも納得です。

洗車機中エンジンを切るべき人

ここまでを読んで、洗車機中はエンジンを切るのが基本ですが、切らないのも問題ない。ということがわかりました

ここからは、洗車機中にエンジンを切るべき人と、切る必要がない人を紹介していきます。

この内容を読むことで、自分はどっちが向いているのか参考になります

まずは、洗車機中にエンジンを切るべき人の特徴を確認しておきましょう。

洗車機中エンジンを切るべき人

  • 排気ガスが気になる
  • EVやハイブリッド車の人
  • ブレーキの誤作動が不安な人
  • 燃費やバッテリーを気にする

排気ガスが気になる

洗車機中エンジンを切るべき人①は、排気ガスが気になる人です。

洗車機の待ち時間は意外と長く、アイドリングしたままにすると排気ガスが広がります。

密閉されている人、子供やペットを同乗させている人は、排気ガスを吸い込むリスクが高くなるためエンジンを切る方が安心です。

排ガスが気になる人はエンジンを切る

また、最近はマンションや月極駐車場でも「アイドリング禁止」のルールが増えています。

周囲への配慮を考えても、洗車の待機中にエンジンを切るメリットは大きいです。

EVやハイブリッド車の人

洗車機中エンジンを切るべき人②は、EVやハイブリッド車の人です。

ハイブリッド車やEVは「動いているのか止まっているのか分かりにくい」特徴があります。

エンジン音が小さいため、洗車機の動作中に車が勝手に動いたように感じられるケースや、周囲の人が気付きにくいケースも。

EVやハイブリッドは誤動作を招きやすい

洗車機によっては、機械が車体を動かすタイプや停止位置がシビアなタイプもあるため、完全に作業を止めて安全性を高めたいならエンジンを切る方が安心です

ブレーキの誤作動が不安な人

洗車機中エンジンを切るべき人③は、ブレーキの誤作動が不安な人です。

最近の車は「ブレーキホールド」や「クリープ現象制御」など、自動で車を止めたり動かしたりする機能がついています。

一見便利ですが、操作に慣れていないと洗車機の中では誤作動につながる可能性も。

例えば・・・

  • ブレーキホールドが解除し車が前進
  • クリープ現象で少し動いてしまう
  • 安全機能が動いて洗車機がエラー停止

洗車機中エンジンを切らないと、このような思わぬトラブルが起きる可能性もあります

こうした機能の影響を避けたい人は、洗車機中にエンジンを切って車を完全に停止状態にするのがベストです。

燃費やバッテリーを気にする

洗車機中エンジンを切るべき人④は、燃費やバッテリーを気にするです。

アイドリング状態のまま数分待つと、ガソリンを少しずつ消費します。

燃費を気にするなら切る

また、エアコンをつけたままの待機はバッテリー寿命にも影響します。

燃費やメンテ費用を少しでも節約したい人はエンジンを切る方が経済的です

洗車機中エンジンを切る必要がない人

次の章では、洗車機中エンジンを切る必要がない人の特徴を紹介していきます。

洗車機中エンジンを切る必要がない人

  • 洗車機の種類と操作に慣れている
  • 洗車中エンジンをかけたい夏や冬
  • 再始動の負担を避けたい
  • 車のスイッチ類を理解できている

洗車機の種類と操作に慣れている

洗車機中エンジンを切る必要がない人①は、洗車機の種類と操作に慣れている人です。

ガソリンスタンドの洗車機は、大きく分けて2種類に分かれます。

ガソリンスタンドの洗車機のタイプ

  • 車を動かさずに機械が動くタイプ
  • 車がゆっくり前進するタイプ

特に車がゆっくり前進するタイプをよく利用する人は、「いつ止まるのか」「どこで操作するのか」が感覚でわかります。

流れを理解している人なら、エンジンを切ると逆に操作しづらくなるため、洗車機中はエンジンをかけた状態で利用して問題ありません。

洗車中エンジンをかけたい夏や冬

洗車機中エンジンを切る必要がない人②は、洗車中エンジンをかけたい夏と冬です。

冬や夏は、洗車機の待ち時間に車内が極端に寒くなったり熱くなったりします。

体調を優先したい場合、エンジンを切らずに短時間だけ暖房・冷風を使うのは合理的です

特に冷暖房をつけていたい時

  • 小さな子供がいる
  • 高齢者を乗せている
  • 車内にペットがいる

このような場合は、安全面からも洗車機中にエンジンを切らなくても大丈夫だといえます。

再始動の負担を避けたい

洗車機中エンジンを切る必要がない人③は、再始動の負担を避けたい人です。

年式が古い車や、バッテリーが弱り気味の車は、エンジンを切ると再始動に負担がかかることがあります。

車に負担をかけたくないならエンジンを切らない方がいい

古い車ほどスターターモーターに負担がかかるため、洗車機の数分だけエンジンを切るメリットがあまりありません。

「止める→かけ直す」の方が車にダメージが大きい場合は、洗車機中エンジンは切らずにアイドリングした方がトラブルを避けれます。

車のスイッチ類を理解できている

洗車機中エンジンを切る必要がない人④は、車のスイッチ類を理解できている人です。

最近の車は、信号待ちで便利な「ブレーキホールド」機能などがついています。

これらのスイッチ類を理解して、状況に合わせてON、OFFの操作に慣れている人は、洗車機中に誤操作が起きにくいため、エンジンを切る必要がないといえます

ポイント

  • ブレーキホールドOFF
  • 電動パーキングブレーキON
  • シフトは必ずP(パーキング)

この3つができれば、洗車機中に不要な動きが発生せず、エンジンを切る必要がないといえます。

洗車機中エンジンを切らない時の注意

洗車機を使用中にエンジンを切らない時は、以下の4つに注意しましょう。

洗車中エンジンを切らない時の注意点

  • パワーウィンドウを完全に閉める
  • ワイパーの自動作動をオフにする
  • ギアの位置に気をつける
  • 洗車中に外に出る場合は切る

パワーウィンドウを完全に閉める

車のパワーウィンドウスイッチ

洗車中エンジンを切らない時の注意点1つ目は、パワーウィンドウを完全に閉めるです。

洗車中に誤って窓を開けてしまうと、車内に水が入り込むことがあります。

エンジンをかけっぱなしだとパワーウィンドウが作動する状態なので、窓のロック機能をオンにしておくと安心です。

ワイパーの自動作動をOFFにする

洗車中エンジンを切らない時の注意点2つ目は、ワイパーの自動作動をOFFにするです。

車種によっては雨滴感知ワイパー機能が搭載されている場合があります。

雨滴感知ワイパー機能は特に注意

この機能をオンにしたままだと、洗車中に自動ワイパーが作動し、故障や破損の原因になることがあります。

洗車機に入れる前に自動ワイパーをOFFにしておきましょう

ギアの位置に気をつける

車のシフトレバー

洗車中エンジンを切らない時の注意点3つ目は、ギアの位置に気をつけるです。

洗車機を使用中にエンジンを切らない場合は、必ずシフトレバーをPに入れて、パーキングブレーキも入れるようにしましょう。

うっかり違うギアに入れていた、という可能性がゼロではないので、ギアの位置は気をつけるべきポイントです。

洗車中に外に出る場合は切る

車のエンジンスタートボタン

洗車中エンジンを切らない時の注意点4つ目は、洗車中に外に出る場合は切るです。

安全確保や防犯のためにも、洗車中外に出る場合はエンジンを切ったほうがいいです。

✔︎洗車機で起こった実際の事故

また洗車中に外に出た際、洗車機に挟まれるという事例もあります。

洗車機による事故
引用:厚生労働省

洗車中はなるべく外に出るのは控え、どうしても外に出る必要があればエンジンを切るようにしましょう

まとめ:洗車機中にエンジンを切らないことで快適に過ごせるが注意が必要

今回は、洗車機中にエンジンを切る?切らない?正しい判断と意外な落とし穴というテーマで、詳しく解説していきました。

洗車機を使用中のエンジンは、メーカー側は「切る」を推奨していますが、実際のユーザー側は「切らない」という利用方法をしており、このギャップが今回のテーマのような疑問につながっているということがわかりました

洗車機中にエンジンを切る?切らない?

  • メーカー側は「切る」を推奨
  • ユーザー側は「切らない」利用方法
  • このギャップが切る?切らない?の疑問につながっている

洗車機中にエンジンを切らないことで利便性は高まりますが、誤動作や事故リスクもあり、状況に応じて適切に判断することが重要です。

快適さを優先するか、安全性を優先するかは、ドライバー自身の価値観にもよります。

今回紹介した内容を参考に、自分はどっちが向いているのか考えてみてはいかがでしょうか?

✔︎まとめ

  • 洗車機中エンジンは切る?切らない?
    洗車中エンジンを切る必要はない。
    しかし、意外な落とし穴がある
  • 洗車機中にエンジンを切らないとどうなる?「切るべき」といわれる理由
    ・洗車機中エンジンは切るのが推奨
    ・誤動作による事故リスク
  • 実際の現場では、洗車機を使用中エンジンをかけたままの人も多い
    ・実際はエンジンを切らない人も多い
    ・メーカーはエンジン切るを推奨
    ・メーカーとユーザーのギャップが生じている
  • 洗車機中エンジンを切るべき人
    ・排気ガスが気になる
    ・EVやハイブリッド車の人
    ・ブレーキの誤作動が不安な人
    ・燃費やバッテリーを気にする
  • 洗車機中エンジンを切る必要がない人
    ・洗車機の種類と操作に慣れている
    ・洗車中エンジンをかけたい夏や冬
    ・再始動の負担を避けたい
    ・車のスイッチ類を理解できている
  • 洗車機中エンジンを切らない時の注意
    ・パワーウィンドウを完全に閉める
    ・ワイパーの自動作動をOFFにする
    ・ギアの位置に気をつける
    ・洗車中に外に出る場合は切る

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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