愛車を大切にするなら、「どんなタオルを使うか」「どう使うか」もこだわりたいところ。
実は、洗車による傷を防ぐには、「拭き上げタオルの洗い方」や「保管方法」も重要だということを知っていましたか?
また、洗車タオルの洗い方を間違えると、洗車傷の原因だけでなく、「水を吸わないタオル」になる可能性もあるため注意が必要です。
洗車タオルの洗い方を間違えると
- 車の傷の原因になる
- 水を吸わないタオルになる
そこでこの記事では、洗車で使うタオルの正しい洗い方や保管方法を詳しく解説します。
✔︎この記事でわかること
・洗車タオルの洗い方の重要性
・洗車タオルの正しい洗い方
・洗車タオルの間違った洗い方
・洗車タオルの乾かし方
・洗車タオルの保管方法
・洗車タオルの洗い方Q&A
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください!
洗車タオルの洗い方の重要性
車に細かな傷が入るポイントとして、「シャンプー洗車時」と「拭き上げ時」があります。
特に砂がついたままのスポンジで洗車したり、汚れたタオルで拭き上げすると、塗装面に傷が付きやすくなるため注意が必要です。
汚れたタオルは傷の原因に!
また、洗車タオルを洗う際は「洗剤」の選び方にも注意が必要です。
間違った洗剤で洗ってしまうと「水を吸わないタオル」ができてしまうこともあります。
洗車傷のリスクや水を吸わないタオルを作らないためにも、洗車タオルの「正しい洗い方」と「保管方法」をマスターしていきましょう。
洗車タオルの正しい洗い方
洗車用タオルの洗い方を意識して、正しく保管することで、洗車傷を防げたり、水を吸わないタオルを作らせないメリットがあります。
この章では、具体的な洗い方のステップや、おすすめ洗剤、収納方法など詳しく紹介します。
洗車タオルの洗い方
- 使用後はすぐに水で予洗い
- 中性洗剤を使って手洗い
- すすぎは念入りに
- 脱水は軽めに
①使用後はすぐに水で予洗い
洗車後の拭き上げタオルには砂ぼこり・油分・ワックスの残留物が付着しています。
まずは水道水でじゃぶじゃぶと強めにすすいで、大まかな汚れを落とすことが重要です。
洗濯機を使う方は、この段階で洗濯機に入れてしまうと、砂粒が他の衣類にも付着し、洗濯槽を傷める可能性があるため注意しましょう。
②中性洗剤を使って手洗い
次に、中性洗剤を使って手洗いしていきます。
中性洗剤ならどの洗剤でもいいですが、特におすすめなのが台所用の「ジョイ」や「キュキュット」がおすすめです。
洗車用タオルは、車のボディに付着した泥や砂だけでなく、ワックスやコーティング剤の油分などの油性の汚れが付着しやすいです。
台所用洗剤には油を分解する界面活性剤を含んでいるため、洗車タオルに染み込んだ油汚れを効率よく落とすことができます。
台所用洗剤を使う際の注意点
洗車タオルの洗い方で台所洗剤を使う際は、泡切れの悪さに注意しましょう。
台所洗剤はカーシャンプーと比べて泡切れが悪く、すすぎが不十分だと洗剤成分がタオルに残ってしまう可能性があります。
③すすぎは念入りに
洗剤が残っていると吸水性が落ちたり、乾いた後にタオルがゴワゴワになったりします。
基本は3回以上のすすぎが理想です。
④脱水は軽めに
すすぎが終わったら軽めに手で絞って脱水していきましょう。
強い脱水は繊維を傷める可能性があるため、軽めの脱水か、手で絞って優しく水気を取るのがおすすめです。
洗車タオルの間違った洗い方
洗車タオルを洗う際に、間違った洗い方をしてしまと「洗車傷」や「水の吸わないタオル」になってしまいます。
特に洗車のタオルを洗う際は「洗剤」の選び方には注意しましょう。
洗車タオルの間違った洗い方は以下5つ。
- 柔軟剤を使う
- 漂白剤を使う
- アルカリ性洗剤を使う
- 熱湯洗浄
- 他の衣類と一緒に洗う
柔軟剤を使う
柔軟剤は衣類をふんわり仕上げる目的で「繊維表面にコーティング剤」を付着させます。
そのため、吸水力が低下してしまい結果として「水を吸わないタオル」になってしまいます。
洗車タオルに柔軟剤を使うと…
- 吸水性が著しく低下
- タオルの繊維が水をはじく
また、「水を吸わないタオル」を使用すると、水がうまく拭き取れず、ボディに拭きムラが出たり、何度も擦って洗車傷の原因になることもあります。
漂白剤を使う
塩素系・酸素系どちらの漂白剤も、洗車タオルにはおすすめできません。
洗車タオルの洗い方で漂白剤を使うと、繊維が痛み、毛羽立ちしやすくなることも。
特に、マイクロファイバーなどの合成繊維は劣化しやすく、寿命が縮む可能性があります。
アルカリ性洗剤を使う
洗車タオルの洗い方で、アルカリ性の強力な洗剤を使うと、マイクロファイバーの極細繊維が溶けたり固まったりすることもあります。
その結果、生地がゴワつき、吸水性が低下して「水を吸わないタオル」ができあがります。
タオルに含まれる油分やワックスを落とす効果はある一方で、素材に大きなダメージを与える危険があるということを覚えておきましょう。
洗浄力が強いもの=良いものではなく、タオルの用途に合った洗剤が最適
熱湯での洗浄
熱湯で洗うと除菌効果はありますが、タオルの繊維が変質してしまう場合があります。
特にマイクロファイバーは熱に弱く、縮んだり硬くなったりすることもあり注意が必要です。
どうしてもお湯をつかたい場合は、30〜40度程度で抑えましょう。
他の衣類と一緒に洗う
洗濯機を使って洗いたい方は、洗車タオルと衣類を一緒に洗うのは避けましょう。
衣類の糸くず・ホコリがタオルに付着すると、洗車時それが原因で傷になる可能性も。
特に、綿素材の服やタオルの毛羽が混入しやすいため、洗車タオルの洗い方は「単独洗い」が基本です。
洗車タオルの乾かし方
洗車タオルの洗い方を覚えたら、乾かし方も意識すると「ふわふわ」で「吸水力キープ」のタオルに仕上げることができます。
ベストな乾かし方
洗車タオルのベストな乾かし方は、日陰の風通しの良い場所で干すのが理想です。
直射日光は、タオルの繊維をパリパリにしてしまいます。
特にマイクロファイバー素材は熱に弱いため、室内の風通しの良い場所で、重ならないようにタオル全体を広げて干すようにしましょう。
どうしても外干しする場合
どうしても外干しする場合は、「朝〜午前中の短時間」や「物干し竿に直接触れないようにタオルハンガーを使用」で対応しましょう。
洗車タオルの保管方法
洗車用タオルの洗い方と同様に、保管方法も重要なポイントです。
乾きが甘いまま保管してしまうと、湿気によるカビや雑菌の繁殖でニオイの原因や、生乾き状態で繊維が劣化し、すぐ使い捨てることにも繋がります。
洗車用タオルを清潔で長く使えるように、保管方法の基本も覚えておきましょう。
基本はしっかり乾かしてから収納
洗車タオルの管理方法は、しっかり乾かしてから収納するのが基本です。
また、「ボディ用」「ホイール用」と用とごとに色分け
用途ごとに分ける【体験談あり】
洗車用タオルを「ボディ用」「ホイール用」と用途ごとに分けている方も多いと思います。
僕も拭き上げ作業の時は2枚を使い分けているのですが、ここでおすすめなのが「用途ごとにタオルの色を分ける」というやり方です。
個人の好みの問題でもありますが、「ボディ用には黄色」「ホイール用はグレー」で色分けしています。
こうして色を決めておくことで、ホイールを拭いたタオルでボディを拭いてしまうのを防ぐことができ、タオルの購入にも悩みません。
ホコリや異物を防ぐ保管場所
洗車用タオルは「ホコリ」「砂」「ペットの毛」などが付着していると、次回使用時に洗車傷の原因になります。
密閉ケースや引き出しなどの収納ボックスを活用して、用途別に分けて収納し、ホコリや砂などの混入を防ぎましょう。
収納時に乾燥剤を入れるのもおすすめ
洗車タオルの洗い方Q&A

Q1.洗車タオルは毎回洗うべき?
A. はい。タオルについた汚れが次回の洗車で洗車傷をつける原因になるため、洗車タオルは毎回洗うべきです。
Q3.洗車タオルの洗い方は?
A. 基本は手洗いがおすすめ。中性洗剤を使って洗い、よくすすいだ後、室内の日陰干しで乾かす。
Q4.タオルの汚れはどうすべき?
A. 砂粒などが残っていると、紙やすりのように塗装を削ってしまう恐れがあります。
必ず洗ってから使用しましょう。
まとめ:洗車タオルの洗い方を覚えて愛車の美観を維持しよう!
今回は洗車タオルの正しい洗い方について解説しました。
洗車後の拭き上げ作業は、ボディの水滴をなんとなく拭き上げるだけだと思いがちです。
ですが、拭き上げに使う洗車タオルの管理を怠ると、「洗車傷」や「水を吸わないタオル」などの原因になります。
洗車タオルの洗い方を覚えて、車の美観を維持できるようにしましょう!
✔︎まとめ
- 洗車タオルの洗い方の重要性
・汚れたタオルは傷の原因になる
・洗剤選びを間違えると吸水性低下
- 洗車タオルの正しい洗い方
1.使用後はすぐに水で予洗い
2.中性洗剤を使って手洗い
3.すすぎは念入りに
4.脱水は軽めに
- 洗車タオルの間違った洗い方
・柔軟剤を使う
・漂白剤を使う
・アルカリ性洗剤を使う
・熱湯洗浄
・他の衣類と一緒に洗う
- 洗車タオルの乾かし方
・日陰の風通しのいい場所で干す
・直射日光はNG
・なるべくタオル全体を広げて干す
- 洗車タオルの保管方法
・生乾きの保管は雑菌やニオイの原因
・基本はしっかり乾かしてから収納
・用途ごとに分けて収納がおすすめ
・密閉ケースなどで異物の混入を防ぐ
- 洗車タオルの洗い方Q&A
Q1洗車タオルは毎回洗うべき?
A.毎回洗うべき。
Q2洗車タオルの洗い方は?
A.中性洗剤で手洗い。
Q3タオルの汚れはどうすべき?
A.砂が残っていると次回の洗車で傷の原因になるため必ず洗う
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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