「走行中に車からカチカチ音がする!」
そんな経験はありませんか?
住宅街を走っているときや、駐車場を出た直後にカチカチ音がすると「もしかして故障?」「放置していい?」と心配になりますよね。
車のカチカチ音に対する声
- 車の下のカチカチ音が気になる
- そのままにしていいか不安
- 砂利道を走ったらカチカチ音が鳴るようになった
車の走行中に規則的なカチカチ音がする場合、その多くはタイヤの溝に小石が挟まっただけというケースが非常に多いのが実情です。
車の走行中のカチカチ音はタイヤの溝に挟まった小石が原因!
「しばらくすると取れるから放っておけばいいだろう」と放置していると、思わぬ事故につながる可能性もあるため注意が必要です。
そこでこの記事では、車の走行中にカチカチ音がする原因や、タイヤに挟まった小石の危険性と取り方など詳しく解説します。
✔︎この記事でわかること
・走行中に車からカチカチ音がする原因
・タイヤに小石が挟まった時の特徴
・タイヤに小石が挟まる事による危険性
・タイヤの小石は取るべき?
・タイヤの溝に挟まった小石の取り方
・タイヤに小石が挟まりやすい状態
・小石の挟まりを予防する方法
・車のカチカチ音が消えない時どうする
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください!
走行中に車からカチカチ音がする原因

結論からいうと、走行中に車からカチカチ音がする原因は「タイヤの溝に挟まった小石」の可能性大です。
車の下からカチカチ音がしたら、真っ先に疑いたいのがタイヤに挟まった小石。
特に、砂利の駐車場や舗装されていない道を走った後は、溝に石が入り込みやすくなります。
車のカチカチ音が走行中に鳴る
車のカチカチ音が走行中に鳴っているとしたら、タイヤに挟まった小石が原因です。
タイヤの溝に小石が挟まると、タイヤが1回転するたびに地面へぶつかり「カチ」「カチ」と規則的に音が鳴ります。
カチカチ音がタイヤと連動して鳴る!
そのため、以下のような特徴が現れやすいです。
✔︎車のタイヤに小石が挟まった時の特徴
・速度が上がるほど音の間隔が短くなる
・音がリズムよく繰り返される
・車の片側だけから音がする
カチカチ音は意外と多いトラブル
車の異音はさまざまありますが、車の走行中のカチカチ音は、意外と多いトラブルです。
特にスタッドレスタイヤなど、溝が深いタイヤでは頻繁に起こります。
溝が深いタイヤでよく起こるトラブル!
タイヤに小石が挟まった時の特徴
タイヤに小石が挟まった場合、ほかの異音のトラブルとは違った特徴があります。
「車の下から鳴るカチカチ音はどこから?」と悩んだ時に、タイヤに小石が挟まった時の特徴を覚えておくと理解が早いです。
タイヤに小石が挟まった時の特徴は以下の3つがあります。
タイヤに小石が挟まった時の特徴
- 走行中のカチカチ音が規則的
- 低速走行は音に気づきやすい
- ハンドルやブレーキと連動しない
車のカチカチ音が規則的
タイヤに小石が挟まった時の特徴として、車のカチカチ音が規則的です。
車のカチカチ音のリズムが一定といった大きな特徴があります。
タイヤに小石が挟まった場合、走行中のタイヤの回転に合わせて音が鳴るため、1秒ごと、0.5秒ごとなどスピードによって変化します。
規則的な「カチ」「カチ」という音
低速走行は音に気づきやすい
タイヤに小石が挟まった時の特徴として、低速走行は音にきづきやすいです。
駐車場や住宅街など、低速走行では特にわかりやすく、車内でもハッキリ聞こえます。
低速走行は音に気づきやすい!
ハンドルやブレーキと連動しない
タイヤに小石が挟まった時の特徴として、ハンドルやブレーキと連動しない特徴があります。
ブレーキを踏んでも音が変わらない、ハンドルを切っても変化がなければ、タイヤに小石が挟まっている可能性が高まります。
ハンドル操作やブレーキとは連動しない
タイヤに小石が挟まる事による危険性
タイヤに小石が挟まる事による危険性は主に以下の2つになります。
タイヤに小石が挟まる事による危険性
- パンクする可能性が高くなる
- 飛び石でボディ・ガラスの破損
パンクする可能性が高くなる
タイヤに小石が挟まると、小石の形や刺さった場所によってはパンクする可能性が高くなります。

タイヤのトレッド面(路面との接地面)には山と谷があり、山の部分に刺さっている場合はパンクしませんが、谷の部分に刺さっている場合はパンクする可能性が高くなってしまいます。
山の部分の厚みは20㎜ほどありますが、谷の部分は薄くなっているので、ここに小石が刺さってしまうと空気が漏れてしまいます。
飛び石でボディ・ガラスの破損
タイヤの溝に挟まった小石は、走行中のタイヤの遠心力で勢いよく取れ、近くを走っている車のボディやガラスを破損させる危険性があります。

高速道路を走っている時によく飛び石が飛んでくるのも遠心力によるもので、時速80km〜100kmの車から飛んだ石がボディやフロントガラスにぶつかるのでその威力は相当です。
高速に乗る前には、タイヤに小石が挟まっていないかの確認しておきましょう。
タイヤの小石は取るべき?
タイヤに挟まった小石は、取ることが推奨されています。
そのまま放置していると、パンクの原因や飛び石などにより他の車両に被害が及ぶ可能性があるため、注意する必要があります。
タイヤの小石は取るべき!
高速に乗る前や、洗車をするタイミングでタイヤを見渡してみて、小石が挟まっていたら積極的に取り除くようにしましょう。

僕は洗車の時にタイヤを触って小石が挟まっていないか確認してます!
✔︎洗車のやり方を見直してみませんか?
取らない方がいい場合もある
基本的にタイヤの小石は取ることが推奨されていますが、タイヤに深くめり込んでいる場合は安易に取らない方がいいといえます。
また小石ではなく、釘や金属片などがめり込んでいる場合も無理矢理取らない方がいいです。
理由は、タイヤに深くめり込んでいる小石などは、取り除く際にタイヤを傷つけてしまう恐れがありパンクする可能性があるため危険です。
深くめり込んでいる釘を見つけたら注意
タイヤに小石が刺さっているのを発見した際は、無理して取るのではなく、必ずディーラーなどの専門店にみてもらいましょう。

パンクはバースト(タイヤの破裂)とは違い、少しずつ空気が抜けていくので、意外と気付かないことも多いです。
いつの間にかパンクしていることもあるため、専門店で確認してもらいましょう。
パンクしているか自分で確認する方法
タイヤがパンクしているかどうかは自分で確認する事も出来ます!
気になる箇所に石鹸水を吹きかけ、泡がぶくぶくしていたら空気が漏れているということになります。
タイヤの溝に挟まった小石の取り方
タイヤの溝に挟まった小石の取り方は、初心者や女性の方でも簡単にできます。
この章では、タイヤの溝に挟まった小石の取り方を4つ紹介していきます。
タイヤの溝に挟まった小石の取り方
- タイヤストーンリムーバーを使う
- マイナスドライバーを使う
- 車の鍵や自分の爪を使う
- スチームを使う
タイヤストーンリムーバーを使う
タイヤに挟まった小石は、タイヤストーンリムーバーを使ってとりましょう。
タイヤストーンリムーバーとは、タイヤに挟まった小石を取るためだけに作られた、タイヤ専用の石取り工具です。
先端が細くカーブしており、タイヤの溝を傷つけずに石を引き出せる形状になっています。
マイナスドライバーを使う

マイナスドライバーなど、先が細い工具を使用すると簡単に取ることができます。
タイヤを履いたまま小石を取りたい時は、狭い箇所でも入るように短めのマイナスドライバーを選ぶのがポイントです!
ただし、金属製のためタイヤを傷つけるリスクが高い点には注意が必要です。
車の鍵や自分の爪を使う
急いでいるとき、道具が手元にないときに使えるのが、車の鍵や自分の爪による取り方です。
ちょっとした石ならこれで取れることも。
この方法は応急処置として考え、外せない場合は専用リムーバーを使うのがおすすめです。
スチームを使う

スチームを使うと、表面についた細かい小石を簡単に取ることができます。
スチームと聞くと難しく感じますが、ガソリンスタンドやケルヒャーなど、意外と身近にあるので検討してみましょう!
洗車をする際に、足回りに高圧洗浄機を使う時にタイヤの小石取りにも活用しましょう!
タイヤに小石が挟まりやすい状態
実は、タイヤの溝に小石が挟まりやすいのには、ちゃんとした理由があります。
タイヤの状態によって小石の挟まりやすさが変わるため、以下の2つの見分け方を確認しておきましょう。
タイヤの状態で小石の挟まりやすさの違い
- 新品タイヤ、スタッドレス
→タイヤに小石が挟まりやすい
- 劣化したタイヤ、ノーマルタイヤ
→タイヤに小石が挟まりにくい
小石が挟まりやすいタイヤ

タイヤに小石が挟まりやすいのは、新品タイヤとスタッドレスタイヤです。
新品タイヤやスタッドレスタイヤは溝が深く、トレッドパターンの幅が広いため、小石が挟まりやすい状態だといえます。
車にとってタイヤの溝が深いのはメリットしかありませんが、小石が挟まりやすくなります。
空気圧が低いタイヤ
空気圧が低いタイヤも、タイヤに小石が挟まりやすいので注意しましょう。
空気圧が低いとタイヤがつぶれ、路面との接地面が広がり、石を巻き込みやすいです。
小石が挟まりにくいタイヤ

タイヤに小石が挟まりにくいのは、ノーマルタイヤと劣化したタイヤです。
ノーマルタイヤや劣化しているタイヤは比較的溝が浅いため小石が挟まる可能性は低いです。
しかし、鋭利な小石やガラスなどが刺さりやすい状態であり、パンクする可能性が高まるので注意しましょう。
劣化したタイヤは要注意
小石が挟まらないから、劣化したタイヤが良いというわけではありません。
タイヤの小石が挟まるリスクは減りますが、その他のトラブルの元にもなるので、劣化したタイヤは早めの交換が必要です。
小石の挟まりを予防する方法
完全に防ぐのは難しいものの、工夫次第でタイヤの溝に小石が挟まるのを減らせます。
この章では、タイヤの溝に小石の挟まりを予防する方法を3つ紹介していきます。
小石の挟まりを予防する方法
- 砂利道の走行を減らす
- 空気圧を適正に保つ
- タイヤチェックを習慣化
砂利道の走行を減らす
タイヤの小石の挟まりを予防する方法1つ目は、砂利道の走行を減らすです。
アスファルトより砂利道の方が、タイヤの溝に小石が挟まりやい環境だといえます。
特に、駐車場が砂利の場合は「ゆっくり走る」「ハンドルを急に切らない」といった心がけで、タイヤに小石が挟まるのを予防できます。
空気圧を適正に保つ
タイヤの小石の挟まりを予防する方法2つ目は、空気圧を適正に保つです。
適正の空気圧保つと、タイヤに小石が挟まりにくくなり、燃費や走行安定性も向上します。
定期的にタイヤの空気圧も確認しましょう。
\ボタン一つで簡単に空気入れ!/↑詳しくはこちらをチェック!↑
![]()
タイヤチェックを習慣化
タイヤの小石の挟まりを予防する方法3つ目は、タイヤチェックを習慣化です。
普段からタイヤチェックを習慣化することで、タイヤに小石が挟まるのを防げます。
給油時や洗車時に、軽くタイヤを確認するように心がけましょう。
車のカチカチ音が消えない時どうする
タイヤの溝に挟まった石を取っても、車のカチカチ音が消えない場合は、別の原因の可能性があります。
✔︎その他に考えられる原因
・ホイールナットの緩み
・ブレーキ周りの異物、摩耗
・足回り関係のトラブル など
自己判断で対処せずに、必ずディーラーなど専門店にみてもらうようにしましょう。
まとめ:走行中の車のカチカチ音はタイヤに小石が挟まっているサイン!
今回は、走行中の車のカチカチ音について詳しく解説していきました。
走行中に聞こえるカチカチ音の多くは、タイヤの溝に小石が挟まっただけという非常にシンプルなトラブルです。
とはいえ、放置すればホイールやタイヤのダメージにつながるため、早めの確認が大切です。
✔︎タイヤの溝に小石が挟まった時の特徴
・規則的なカチカチ音
・速度に合わせて音の間隔が変わる
・駐車場を出た直後に気づく
このような場合は、まずタイヤの溝の小石をチェックしましょう。
もし石を取り除いても音が消えない場合は、他の足回りトラブルの可能性もあるため、早めに整備工場で診断してもらうのが安心です。
わりと放置しがちな走行中の車のカチカチ音ですが、危険を知らせるサイレンだと思えば対応も変わってくるのではないでしょうか?
今回紹介したタイヤに挟まった小石の危険性や取り方を意識して、高速に乗る前や洗車をしている時などこまめにチェックして快適な運転を心がけましょう!
✔︎まとめ
- 走行中に車からカチカチ音がする原因
結論:タイヤの溝に挟まった小石
・タイヤと連動してカチカチと鳴る
・車のカチカチ音は意外と多いトラブル
- タイヤに小石が挟まった時の特徴
・車のカチカチ音が規則的
・低速走行は音に気づきやすい
・ハンドルやブレーキと連動しない
- タイヤに小石が挟まる事による危険性
・パンクする可能性が高くなる
・飛び石でボディ・ガラスの破損
- タイヤの小石は取るべき?
・タイヤに挟まった小石は取るべき
・取らない方がいい場合もある
- タイヤの溝に挟まった小石の取り方
・タイヤストーンリムーバーを使う
・マイナスドライバーを使う
・車の鍵や自分の爪を使う
・スチームを使う
- タイヤに小石が挟まりやすい状態
・小石が挟まりやすいタイヤ
→スタッドレス、新品タイヤ
・小石が挟まりにくいタイヤ
→ノーマルタイヤ、劣化したタイヤ
- 小石の挟まりを予防する方法
・砂利道の走行を減らす
・空気圧を適正に保つ
・タイヤチェックを習慣化
- 車のカチカチ音が消えない時どうする
・タイヤの小石を取っても消えない時は、別の原因が考えられる。
・ディーラーなどの専門店にみてもらう。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
洗車部logでは、洗車や車に関する役立つ情報を発信しています。
ぜひ他の記事も参考にしてみてください!
